ハワイ オアフ島 をマルルン家が旅行で訪れたのは今回で4度目、10年くらい前にもサイクリングでダイヤモンドヘッドの麓まで向かい、そこからハイキングで登頂するという同様のツアーに参加したことがありますが、もう一度あの絶景とサイクリングを楽しみたくて再トライして来ました。
今回お世話になったツアー会社は Bike Tour Hawaii 、オーナーでもあるケリー がマルルンたちの担当ガイドでした。ケリーはトライアスロンの選手でもあり、とても楽しく親切で、現地の知識が豊富な信頼できる素晴らしい方です。レースで日本にも何度か訪れたことがあるらしく、片言ですが日本語が話せます。ケリーのおかげで本当に楽しく達成感のある素晴らしい体験ができました !
サイクリング & ハイキングでダイヤモンドヘッド山頂へ
ガイドのケリーとは、
デューク · カハナモク像 の隣にある
クヒオビーチ の
バニヤンツリーの下 で 8:00 am の待ち合わせ。
クヒオビーチ バニヤンツリーの下で待ち合わせ
まず最初にお互いの自己紹介をし、
サイクリングツアー 参加にあたっての注意事項と安全指導を受けるところから始まります。ケリーから渡されるボトルウォーターとスポーツ飲料を各自の自転車に設置し、ヘルメットを装着したら
ダイヤモンドヘッド の麓へ向かって、いざサイクリング開始です。
ダイヤモンドヘッドを目指してサイクリング開始
出発後すぐに立ち寄った場所は、たくさんの魚たちが泳いでいるのを見渡すことができる、非常に透明度の高いビーチです。
最初に立ち寄ったビーチからの眺め
泳いでいる魚が見える透明度の高い海水
このビーチのすぐそばには
ナウパカ·カハカイ ( naupaka kahakai ) 、という海岸近くに自生する
ハワイ在来植物 の花が咲いていて、半円形の扇状の可愛らしい花です。この花の形状にまつわる、せつない伝説についてケリーから説明を受けました。
ハワイ在来植物の花、ナウパカ・カハカイ
ビーチ沿いの遊歩道に自転車を駐輪
次に立ち寄ったのは
ワイキキ · ウォー · メモリアル · ナタトリアム 。第一次世界大戦の戦勝記念として建てられたもので、当初は公共の海水プールだったらしいのですが、現在は閉鎖されているためプールの利用はできません。
ワイキキ・ウォー・メモリアル・ナタトリアム 、正面からの眺め
ワイキキ・ウォー・メモリアル・ナタトリアムの象徴的なアーチ
このメモリアルから少し自転車を走らせたところにある
素敵な噴水 に立ち寄りました。そこからは
ダイヤモンドヘッドが見える ので、徐々に登頂に向けてのテンションが高まってワクワクして来ます。
ダイヤモンドヘッドが見える素敵な噴水
少し移動してビーチ沿いに建つフレンチスタイルの素敵な家の外観などを見て楽しみました。
フレンチスタイルの素敵な住宅の外観を見学
これらの家の裏にあるビーチは静かでとても美しく、こういう素敵な景色を毎日眺められるところで住めるなんて羨ましいなぁ、と感じました。
美しいビーチを背景に記念撮影 : ケリーとジェイ
住宅裏の美しく静かなビーチ
そして次は上り坂にさしかかったところにある豪邸を門の外から見学。
プルメリアの木 が綺麗なピンク色の花を咲かせていました。 とても可愛らしい花です。
豪邸の正面に自転車を止めて見学
プルメリアの木
隣にはローカルの人たちに人気のある
リーフビーチパーク がありました。この辺りからいよいよ上り坂本番です。ここまでは余裕のサイクリングを楽しめましたが …
リーフビーチパーク入り口のパークサイン
リーフビーチパーク
もう20年くらい日常生活で自転車に乗っていませんし、体力の無いマルルンたちには上り坂をサイクリングするのは想定以上にしんどくて、正直言って死にそうなほど辛かったです。マルルンは何度かケリーに背中を押しながら並走してもらうという情けない状況でした。ジェイは死にそうになりながら、なんとか自力で付いてきていましたが…😅
上り坂での辛いサイクリング
最難関の上り坂をなんとか登り切って記念撮影。写真でマルルンたちの後ろに見える、あの坂を登って来ました。苦し紛れの笑顔で写っていますが、ヘトヘトで半泣きでした💦
そしてしばし、ダイヤモンドヘッド灯台 を見ながら水分補給のための休憩。
最難関の坂を上り切って水分補給
ダイヤモンドヘッド灯台
灯台から少し先には
絶景ポイント が待っていました。この景色を見た瞬間、疲れは吹っ飛びました。海面が陽射しの反射でキラキラと輝いていて、地平線が弧を描いているのがわかります。
絶景オーシャンビュー
青々とした美しいオーシャンビューを背景に記念撮影
この絶景を背景に赤い頭が特徴の南米原産の鳥、
コウカンチョウ の写真が撮れました。この鳥はオアフ島内でよく見かけます。赤い頭がとても美しく、見つけるたびに嬉しくてカメラで追いかけてしまいました。マルルンは大の鳥好きなんです 🐦🎵
赤い頭が可愛いコウカンチョウ
青々とした美しい海を背景に佇むコウカンチョウ
さあ、絶景を見ながらの休憩は終了。サドルの高さを再調整してもらい、ダイヤモンドヘッドの麓を目指してもう一度自転車に乗ります。先ほどの坂のように急な角度の坂はもう出てこないとのことでしたが、まだまだゴールまでは半分くらいの地点です。
サドルの高さを再調整するケリー
ケリーとマルルン
ダイヤモンドヘッドまでの上り坂をサイクリング
確かに先ほどよりは緩やかな坂でしたが、上り坂であることには違いありません。もう足の筋肉は限界に達したようで、止まってしまいそうな危機が幾度かありました。またまたケリーに背中を押してもらい、なんとか
ダイヤモンドヘッド近くにある公園 にたどり着き、長めの休憩を取ることができました。
木陰で気持ちの良い微風を感じることのできる素敵な公園です。ジェイはノックダウン状態で、しばしベンチで寝そべって動けませんでした 😅
公園で休憩
公園の木々から聞こえる小鳥の可愛いさえずりが、とても心地良く、サイクリングの疲れを癒してくれました。葉っぱの色と似ていて写真ではわかりにくいのですが、下の写真には
緑色の綺麗なオウム が写っています。鳥が大好きなマルルンは疲れも忘れてずっと鳥探しをしていました。
緑色のオウム
Opiumaの木
1999年に埋められた
タイムカプセルの記念碑 があり、その周囲には可愛い
カタツムリ たちがたくさんいました。
タイムカプセル記念碑
カタツムリ
ここから見える景色もかなりの絶景です。もっと長くここでのんびりしていたい気分でしたが、ダイヤモンドヘッドの麓までは、もう少しサイクリングでの移動が必要です。
遮るものなく見渡せる景色
公園から見渡す美しい海
ここからダイヤモンドヘッドの麓までのコースはほとんど上り坂がないので、もうひと踏ん張り頑張ろう ! と、ケリーに鼓舞されサイクリングを再開。確かに緩やかな坂道でしたが、既に体力を消耗しきっていたので結構辛かったです💦
トンネルを抜ければいよいよダイヤモンドヘッドの麓へ到着です。
トンネル内を走行
やったー ! 到着です !😆
ダイヤモンドヘッド入場口のパークサイン
ダイヤモンドヘッド入場口
さあ、ここからは自転車とヘルメットを置いて
ダイヤモンドヘッド山頂 を目指して登山です。入場料はツアー代金に含まれているので必要ありません。ここでトイレ休憩と追加の飲み物を購入し、頂上からの絶景を目指して出発です !
最初は緩やかな坂道なので登山は楽勝でした。写真でも楽しそうに歩いている姿が見えます。
ダイヤモンドヘッド登山開始、楽しそうに歩いています。
前半の道のりは楽しんで歩ける緩い傾斜です
徐々に傾斜がキツくなってくる上り坂を、日差しを遮るものがない炎天下で歩いているので、顔は赤くのぼせた感じになってきて、うまく日焼け止めを塗れていなかったふくらはぎなどが、日焼けで真っ赤になり始めました。それでも途中の絶景ポイントでは笑顔で記念撮影。
頂上までの中間地点には絶景ポイントが何か所かあり、そこでは気持ちの良い風も吹いているので、そういったところで少しリフレッシュしながら頂上を目指しました。
ダイヤモンドヘッド中間地点からの絶景を背景に記念写真
ダイヤモンドヘッド中間地点からのオーシャンビュー
見上げると頂上らしき建物が小さく見えてきました。この辺りから傾斜はどんどん急になり、角度のキツい階段が現れます。かなりのくねくねした狭い道で、結構長い距離を登って来たのが写真からわかると思います。
登山者の中には、サンダルを履いて登っていたり、かなりのご年配の方も登山に挑戦していたりで、そういった人たちの中には途中で座り込んで動けなくなってしまっている人もいました。
ダイヤモンドヘッド山頂の建物らしきものが見えます
急角度の階段を登って行きます
ある程度階段を登り詰めた頂上手前にも絶景ポイントである
展望台 があり、ここから見える海の景色も最高です。
ダイヤモンドヘッドクレーター の内側も見下ろすことができ、昔は活火山であったことが見て取れます。ダイヤモンドヘッドは約30 ~ 50 万年前の噴火を最後に一度も噴火していない死火山で噴火の心配は全くないようです。
この辺りから左右2方向に分かれる登山道がありますが、右側は距離は短いけれどかなりの急角度の傾斜であるため、上級者用とのことです。
頂上手前の展望台でオーシャンビューを背景に記念写真
頂上手前の展望台からの絶景オーシャンビュー
頂上手前の展望台から見下ろすダイヤモンドヘッドクレーター
さあ、いよいよ最後の最も急な階段を登れば頂上です。頂上が見えているのに太ももの筋肉が痛くなって階段をなかなか登れません。なんとか手すりにしがみつきながら登って行きました。写真では笑顔なので辛さは伝わらないかもしれませんが …😅
この急な階段を登ればいよいよダイヤモンドヘッド頂上に到着です
ダイヤモンドヘッド山頂 にようやく無事に到着です ! 360 度、海、ワイキキの街、山、全てが見渡せる
絶景パノラマビュー が広がっています。美しい海と、ホテルが立ち並ぶワイキキの中心部、緑生い茂る山々など、角度を変えると全く違う景色が楽しめます。
ダイヤモンドヘッド山頂の展望台に到着
ダイヤモンドヘッド山頂の案内板
ダイヤモンドヘッドの周辺地域は滅多に雨の降らない乾燥エリアですが、海とは反対側に見える山々があるエリアは雨量が 10 倍くらい多く、短い距離で全く異なった自然環境があるのがオアフ島の特徴だそうです。
ダイヤモンドヘッド山頂からワイキキビーチを一望
ダイヤモンドヘッド山頂からワイキキエリアを一望
ダイヤモンドヘッド山頂から見下ろすダイヤモンドヘッドクレーター
あぁ本当に諦めずに頑張って登り切って良かったと、
達成感 と
満足感 で最高の気分でした。本当にこういう場面ではしんどさも吹っ飛ぶんですね。
ダイヤモンドヘッド麓からのハイキングだけならここまでは辛くなかったはずですが、サイクリングで坂道を登って来た後の登山ですので、山頂にいる人たちの中で一番疲れていたと思います。でもその分、達成感からくる喜びは一番大きく味わえたと確信しています。
ダイヤモンドヘッド山頂でワイキキビューを背景に記念写真
山頂では
1 枚 5 ドルで登頂証明書を販売 しています。7 年前に記念に買って、帰りのサイクリング途中に風に吹かれて飛んで行ってしまった証明書を再度ゲット。年齢的にも体力的にも今回が最後のトライだと思ったので絶対に飛んでいくことのないように、ジェイは背中に挟んで帰りの自転車を乗りました😁
ダイヤモンドヘッド登頂証明書を購入
購入したダイヤモンドヘッド登頂証明書を持って下山開始
下山は当然ながら下りなので楽勝でした。ハイキングはここで終了。最後に入場口にあったダイヤモンドヘッドサインで登頂証明書を持って記念撮影。
ここからはサイクリングでワイキキまで戻ります。
ダイヤモンドヘッドパークサインで記念写真
帰りはずっと下り坂だったのでとっても気分爽快なサイクリングです。
ダイヤモンドヘッドからワイキキまでの下り坂をサイクリング
ワイキキに帰る途中で
ランチ休憩 があり、ローカルに人気のタコス屋さんで
フィッシュタコス を食べました。ランチ代はツアーに含まれています。タコスはとても美味しくて、行列ができる盛況ぶりでした。
ランチにフィッシュタコス
ローカルに人気の美味しいタコス屋さんでランチ
ランチを食べ終えたら、待ち合わせ場所だった
クヒオビーチ の
バニヤンツリー まで自転車を走らせて解散です。本当にこのツアーを選んで良かったと心の底から思えました。ケリーのおかげで素晴らしい体験ができ、本当に感謝です !
このサイクリング & ダイヤモンドヘッドハイキングツアー 以外にもノースショアでのサイクリング や、サイクリングでハワイの食通ツアー 、ホノルルの歴史ツアー なども開催されているようなので、次にオアフに来る時には、これらの他のツアーを申し込もうと思っています。
是非、みなさんもサイクリングツアーにトライしてみてください !
参加したツアーの情報とアドバイス
[ ツアー会社 ] :
Bike Tour Hawaii http://www.biketourhawaii.com
[ ツアーコース名 ] :
DIAMOND HEAD BIKE TO HIKE ( ダイヤモンドヘッドハイキング )
世界最大の旅行口コミサイト【トリップアドバイザー】 で、Bike Tour Hawaii が開催するサイクリングツアーの他の参加者の口コミを読むことができます。マルルンも TripAdvisor (トリップアドバイザー) の口コミを読んでこのツアーへの参加を決めました。
運動に適した服装 で、ヘルメットの下に帽子 を着ることをお勧めします。 靴はサンダルなどは絶対に向いていません 。運動靴 で参加してくだい。
カメラ は持参していなくても、ツアーガイドが最新型のiPhone で撮影 してくれるので大丈夫ですが、サイクリングの道中で美しい景色の撮影スポット にたくさん立ち寄りますので、自分のカメラも持参して撮った方が良いでしょう。ガイドが撮影した写真は iPhone 持参者にはエアードロップ で、iPhone保有者以外の方には Dropbox と YouTube のリンクをメールで後から送ってくれます 。サイクリング走行中の写真や景色など思い出に残る写真をたくさん撮ってもらえます。このツアー会社ならではのサービスで素晴らしいと思います。
必要な運動能力 のレベルですが、身体の弱い人や、普段全く運動をしていない年齢層の高い方々はこのコースへの参加はやめてくだい 。健康で普段自転車に日常的に乗っていたり、よく歩いたりしている方々なら、多分50歳前後の年齢層までなら問題なく参加できるかと思います。マルルン夫妻は普段全く運動をしていませんし、自転車には旅行中に楽しむサイクリング以外 20 年くらい全く乗っていません。それでも何とか成し遂げることができました。
多少の現金 は持参した方が良いです。ボトルウォーターとスポーツ飲料各 1 本はツアー開始時に支給されます が、途中で追加の飲み物などを買う場合に備えて、それと、もしガイドにチップを渡すのであればその分も持参しておきましょう。
このツアーコースは体力をかなり消耗しますので、朝食はきっちりと食べて参加 してください。ツアーの後半にはランチタイムがあり、その料金はツアー代金に含まれています。
日焼け止め はかなりきっちりと塗っておかないと後悔します 。きちんと塗れていないところがあったマルルンは、その部分だけ真っ赤に日焼けしてしまいました。
総合的な感想
体力的には最もハードなツアーコースですが、
ワイキキ から
ダイヤモンドヘッド麓 までに立ち寄る
絶景ポイント や
名所 、そして
知識豊富なガイドからの興味深い現地の情報 など、このコースでないと経験できない素晴らしいメリットがあります。
安全面においても全面的に信頼でき、ガイドは走行中も常に気配り目配りをしてくださいます 。単に麓までバスなどで向かい、ハイキングで登頂だけをする経験と比べると、
辛さを乗り越えて得た達成感からくる満足感は比ではない と確信しています。
是非、みなさんもチャレンジしてみてください !
オアフ島でお勧め その他のオプショナルツアー
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みなさんもオアフ島で素敵な思い出をたくさんつくってくださいね! 😊🐻
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